鮎正宗 - Oriental Resort Market

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鮎正宗 -知る人ぞ知るかくれた銘酒- 

鮎正宗ロゴ

 清流を泳ぐきれいな魚『鮎』を連想させられる『鮎正宗

 あゆ【鮎】はきれいな川にすむ魚。姿がよくて、よい香りがする。塩焼きなどにして食べる。よい香りすることから『香魚』とも書く。

 その品のある名前にふさわしい香りと味で、数々の賞を受賞しています。問い合わせが多く、人気急上昇中のお酒です。兄弟である鮎正宗酒造の社長と専務は、いろいろなことにチャレンジしている努力家で、酒造りのノウハウを生かして最近では酒粕焼酎『輪月』や、玄米を使って造った甘酒『妙高 玄気の舞』を発売。他にも次々と新商品を試作されています。

 信念や情熱を感じさせる2人です。

  • 平成12年・13年度全国新酒鑑評会[金賞]
  • 平成14年第73回関信越国税局酒類鑑評会[最優秀賞]
  • 平成15年[優秀賞]連続受賞

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豪雪地帯にある鮎正宗酒造

 市街地からおよそ車で30分、川づたいの道を上っていくと、深い緑に包まれた山あいの中に、鮎正宗酒造はあります。ここちよい土のにおい、肌に触れるみずみずしい風、入り口には樹齢400年のヒノキ、酒造とは思えない、おもむきのある、かやぶき屋根の建物が鮎正宗酒造になります。ここ鮎正宗酒造のある妙高市猿橋地区は新潟県でも有数な豪雪の地であり、寒仕込みのころのは二メートルをこす豪雪の中に蔵はすっぽりと包まれ、きびしい自然の中で蔵人が心をこめてうまい酒造りに取り組んでいます。

清冽 湧き水仕込み

 創業は明治8年。初代飯吉彦左衛門が枯渇することを知らない良質の湧き水で酒を醸しことが始まりです。鮎正宗という酒名は、昭和の初め、蔵にほど近く保養地として有名な、妙高高原町の赤倉に滞在された京都伏見の若松博義殿下から、この地で鮎釣りをされた祈りにただいたそうです。酒の原料となる湧き水は今も母屋の横井戸からこんこんと湧き出ており、毎時6トンの水量を誇ります。蔵元に寄り添う山の地下深くより自然に湧き上がる伏流水です。

「さらりとした甘さ」

 鮎正宗酒造のお酒を一言でいうと、「やわらかな口当たりで、さらりとした甘さを感じながら、飲んでいるうちに甘さがすっと消えて、次の一杯に進む酒。」初代の名を冠し「彦左衛門の水」と呼ばれる水が生み出す貴重な産物です。

  鮎正宗酒造のある猿橋周辺は豪雪で知られます。積雪にすっぽり覆われると、蔵の気温は約5度で保たれ、繊細な調整が求められる酒造りには最も適した、クリーンで安定した環境を与えてくれます。

  鮎正宗を仕込む蒸し米はすべて抜けかけ方で行っています。吹き抜け法とも呼ばれる蒸し方で、もうもうと蒸気をたてたところに米を張り込んで蒸していきます。手間はかかりますが、米粒がつぶれて円い形のまま蒸し上がるので、発酵がおだやかに進む特徴があります。

 こうした自然環境の中で、県内産の選び抜いた米と確かな杜氏の技で生まれた銘酒「鮎正宗」。雪と水に恵まれた清らかな山峡で、蔵人が心を込めて造っているお酒です。